本別町ゼロカーボンシティ宣言
近年、世界各地で大雨災害や大規模干ばつ等、地球温暖化が原因といわれている自然災害が多発し、更に気温上昇や海水温の上昇により自然生態系等へも影響が及ぼされており、その対策は喫緊の課題となっています。
2015年のパリ協定では、「平均気温の上昇を産業革命前に比べて1.5℃に抑える努力をする」との目標が国際的に共有され、更に気候変動に関する政府間パネル(ICPP)の特別報告においては、「気温上昇を1.5℃に抑えるためには、2030年までに二酸化炭素排出量を半減させ、2050年までに実質ゼロにすることが必要」との知見が示されました。
こうした状況を踏まえ、2020年10月26日、わが国では「2050年までにカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」長期的な目標を宣言したところです。
本町は「心を合わせて みんなの笑顔を 未来につなぐ」を将来像に掲げ、町民の皆さまとまちづくりを進めてきました。今後は地域循環共生圏(ローカルSDGs)の取り組みを加速させるとともに、町民、事業者、行政が一体となって2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティ」実現に向けて取り組んでいくことを、ここに宣言します。
「健康・スポーツ推進の町」宣言
わたくしたち本別町民は、スポーツを愛好し、スポーツを通して健康であることにほこりをもち、明るく豊かな郷土を築くため「健康・スポーツ推進の町」を宣言します。
- スポーツに親しみ、健康な心とからだをつくりましょう。
- スポーツの機会をつくり、毎日の生活にいかしましょう。
- スポーツを通して、友情と連帯の輪をひろげましょう。
「非核平和の町」宣言
核兵器を廃絶し、恒久平和を実現することは、世界で唯一の核被爆国、日本国民共通の悲願であり、本別町民の心からの望みです。
核兵器が、世界の平和と人類の生存に大きな脅威を与えつつある今日、私たちは核兵器の廃絶を強く訴えるものです。
また、私たちのふるさと本別町は、昭和20年7月15日の本別空襲により大きな被害を受けました。その戦禍の焦土から立ち上がった町民として、二度とこのような悲惨な戦争を起こさない決意と、この美しい郷土を守り、豊かな暮らしを子孫たちに伝えるためにも、悲惨な戦争の事実を語り継いでいくなど、本別町民一人ひとりが平和を求める心を育てていくことを表明し、日本国憲法の理念である恒久平和の実現を願い、非核三原則の堅持と核兵器の全廃を求めて、ここに本別町は「非核平和の町」を宣言します。
「福祉でまちづくり」宣言
私たちが健康で心豊かに安心して暮らすことは、町民すべての願いで、明るい福祉社会を誰もが望んでいます。
私たちは、豊かな自然と風土に恵まれたこの素晴らしい故郷を守り、感謝の心、思いやりの心で、ともに仲良く支え合い、住みよい福祉のまちを築くため、ここに「福祉でまちづくり」を宣言します。
- 家庭の和 地域の輪で 明るく住みやすい まちづくり
- 豊かな経験を活かし町民参加の元気な まちづくり
- 地域福祉の充実で いつまでも笑顔で暮らせる まちづくり
- 人権を尊重し 一人ひとりが 生きがいをもてる まちづくり
- 人にやさしい 福祉の心を育む まちづくり