ほんべつの指定文化財

わがまちのたからもの

文化財とは、「歴史的、学術的価値の高いもの」といわれており、その中で重要なものについては指定制度等により保護を行います。本別町ではそれらは「地域の宝」として大切にし、後世に伝えなければならないものと考えています。

本別町では、現在4つの文化財を指定しています。

勇足神社の「かしわ林」

勇足神社のかしわ林

本別初期の開拓地、※利別農場(明治30年開設)の代表的な自然林の一部として認められ樹齢500年を経て、なおその姿を現在にとどめており、歴史上の記念物として指定。指定時は8本でしたが、数年前に1本倒木し、現在は7本が現存。

所在

本別町勇足元町151番地 

指定

昭和55年2月18日

 

  • 平成11年本別町林業グループ連絡協議会により7本のうち1本が「樹木10選」に選ばれています。
  • 利別(としべつ)農場とは、本別原野の勇足(ゆうたり)・押帯(おしょっぷ)・幌蓋(ほろけなし)の各村にまたがる未開地を畑目的に開拓するため開設された農場。開拓には主に徳島県からの募集が行われました。

 

上押帯神社の「立木かしわ」

上押帯神社の立木かしわ

神社を建てるにあたって、その趣(おもむ)きを残すためにきられずに残されたかしわです。大正9年に当時は一帯がかしわ林になっていましたが、形の良いかしわ2本だけを境内に「めおと」として残しました。しかし、昭和56年の台風により倒木し、現在は1本のみが現存しています。樹齢300年以上を経ており、入植の歴史を物語る記念物として指定しています。

所在

本別町押帯424番地8

指定

昭和59年7月2日

 

「ヒカリゴケ」

ヒカリゴケ

本別町の「ヒカリゴケ」は、戦時中に軍用物資をかくまうため作られたといわれる洞くつに、わずかですがその発生が確認されました。「ヒカリゴケ」は亜高山帯に多く、低地に生えることが珍しいとされていることから、町の天然記念物に指定されています。

洞くつの入り口が台風や大雨などにより崩れており危険であるため、現在一般公開をしておりません。

所在

本別町東町53番地3

指定

平成2年11月28日

 

マメシジミ

マメシジミ

昭和43年、当時小学校1年生であった新津和也君が本別公園にある水底の泥の中から発見し、昭和51年、国立科学博物館博士波部忠重氏によりマメシジミとして確認されました。殻長が2~5mmほどのマメシジミは、北極をめぐる寒冷な地方に多く生息し、シベリアではマンモスの化石とともに発見されています。氷河期の遺存種(レリック)と言われる「生きた化石」として学術的に貴重なもので、当時北海道では生息していないものとして考えられていた「マメシジミ」が最初に本別町で発見されたことで、全国で唯一、その生態が研究され、文化的価値は大きいといわれています。生息環境は、湿地性を好む草本類が多く生え、カシワや山紅葉などの広葉樹も茂っています。
山麗から出る水流に、それらの葉が落ち、その養分がプランクトンなどの浮遊生物やセンブリの幼虫などの底生動物のえさとなり、ニホンザリガニやサンショウウオなどの小動物までもが生息できるような生態系バランスがとれた地帯です。この豊かな自然環境は、わたしたちが環境を考える上でも重要な場所であると考えられます。

昭和51年、「マメシジミ」と確認されてから、生息地の環境や個体の調査などが本別中学校科学部から本別高等学校自然科学部へ受け継がれ、現在は本別サイエンスクラブに引き継がれています。氷河期の生き残りといわれる「マメシジミ」が生息する本別町。学術的に貴重なこの個体と、その個体を育む本別公園の自然豊かな環境を守り、今後も本別町の財産として後世に伝え守り続けていくことが必要です。

(保護の面から生息地を公開しておりませんのでご了承ください)  

指定

平成19年5月23日

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本別町教育委員会

中央公民館内社会教育担当

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