四種混合、麻しん風しん、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、水痘、B型肝炎ワクチン

四種混合、麻しん風しん、ヒブワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、水痘、B型肝炎ワクチンは、それぞれ同時接種ができます。

接種対象

乳幼児、児童

接種回数と接種間隔

予防接種の種類により異なります。下記PDFファイルをご覧ください。

接種場所および日程 

本別町内で接種できるのは、町国保病院またはほんべつ循環器内科クリニックです。各医療機関の日程および定員は、下記PDFファイルでご確認ください

予約先

健康管理センター

予約期限

接種希望日の前の週の木曜日まで

接種費用

無料

持ち物

  • 母子健康手帳
  • 予防接種予診票

 

※乳幼児の保護者には、新生児訪問の時に予診票をまとめてお渡ししています。紛失、または転入者などでお持ちでない人は健康管理センターおよび各医療機関にありますので、来所またはご連絡ください

ワクチンについて

四種混合(百日咳・ジフテリア・破傷風・不活化ポリオ)

百日咳、ジフテリア、破傷風、ポリオを予防するワクチンです。

百日咳

百日咳菌の飛沫感染で起こります。通常、かぜのような症状で始まり、咳がひどくなり、連続的に咳き込むようになります。咳のあと急に息を吸い込むので笛を吹くような音が出るのが特徴です。高熱は出ませんが、幼児の場合は咳で呼吸困難になることが多く、チアノーゼやけいれんを起こすことがあります。また、肺炎や脳炎などの重い症状を併発することがあります。

ジフテリア

ジフテリア菌の飛沫感染で起こります。感染は主にのどですが、鼻にも感染します。症状は、高熱やのどの痛み、嘔吐、犬が吠えるような「ケンケン」と聞こえる咳などで、偽膜とよばれる膜ができて窒息死することがある恐ろしい病気です。発病2~3週間後には菌の出す毒素によって心筋障害や神経麻痺を起こすことがあるため、注意が必要です。

破傷風

破傷風菌はヒトからヒトへ感染するのではなく、土の中にひそんでいて、傷口からヒトへ感染します。傷口から菌が入り体の中で増えると、菌の出す毒素により口が開かなくなったり、けいれんを起こしたり、死亡することもあります。患者の半数は、自分や周りの人では気がつかない程度の軽い刺し傷などから感染します。

不活化ポリオワクチン

急性灰白髄炎(ポリオ)を予防するワクチンです。ポリオは便中に排出されたポリオウイルスが口に入り、咽頭や腸の中で増殖することで感染します。5歳以下の小児の罹患率が高く、ほとんどの場合症状は出ませんが、軽い症状であれば、かぜのような症状(発熱・頭痛・嘔吐)が現われます。重い症状であれば手足の麻痺を起こし、さらに進行すると死亡する可能性もあります。そのため、ポリオは「小児麻痺」とも呼ばれています。

麻しん(はしか)・風しん(三日はしか)

麻しん(はしか)、風しん(三日はしか)を予防するワクチンです。

麻しん(はしか)

感染者のせきやくしゃみなどで飛沫感染します。感染力がきわめて強いウイルスで、発熱・せき・鼻汁・目やに・発疹を引き起こします。最初の3~4日間は38度前後の高熱が出て、その後一時的に解熱しますが、再び39度から40度の高熱と発疹が出ます。3~4日高熱が続いたあと、次第に熱が下がり、それに伴って発疹も消えていきます。
主な合併症として、気管支炎・肺炎・中耳炎・脳炎などがあります。また、患者の数千人に1人が亡くなるともいわれています。

風しん(三日はしか)

感染者のせきやくしゃみなどで飛沫感染します。感染してから症状が出るまでの潜伏期間は2~3週間です。軽いかぜのような症状から始まり、発熱・発疹・首のリンパ腺が腫れるといった症状が出ます。発疹も熱も2・3日で治ることから「三日はしか」と呼ばれています。年少児の罹患は心配するほどではありませんが、年長児や大人が罹患した時には重症になることが多く、2・3日では治りにくくなります。
妊婦さんが妊娠初期に罹患すると、心臓病・白内障・聴力障害の先天性風疹症候群の赤ちゃんが生まれてくることがあるため、子どものうちに免疫をつけておく必要があります。

ヒブワクチン(インフルエンザ菌b型)

ヒブを予防するワクチンです。ヒブは、咳やくしゃみなどで飛沫感染します。通常は感染しても症状を起こしませんが、時として血液中に入り込み、髄膜炎、敗血症、肺炎などの深刻な感染症を引き起こす場合があります。特に髄膜炎を発症すると治療を受けても約5%が死亡し、約25%が知能障がいなどの発達障がいや聴力障がいなどの後遺症が残ります。

※平成25年4月から定期接種に変更になりました。標準的な初回接種開始時期は生後2カ月から生後7カ月です。

小児肺炎球菌ワクチン

 肺炎球菌による重い感染症を予防するワクチンです。肺炎球菌は鼻やのどの奥にいるありふれた細菌ですが、子どもの中耳炎の原因となる細菌でもあります。初期症状は風邪との区別がつかないため発見が非常に難しいといわれていますが、血液中に入り込みやすく肺血症や髄膜炎、菌血症を伴う肺炎などの重い感染症になる可能性があります。

※平成25年4月から定期接種に変更になりました。標準的な初回接種開始時期は生後2カ月から生後7カ月です。

水痘(みずぼうそう)

水痘(みずぼうそう)を予防するワクチンです。水痘・帯状疱疹ウイルスの直接接触・飛沫感染あるいは空気感染により感染します。発熱に前後して、紅班が顔・頭・身体と全身に出現し、数時間で水泡となります。かゆみも強く痕が残ることもあります。一般的には1週間程度で治癒しますが、免疫不全状態の子どもでは重症となり、生命にかかわることもあります。感染力が非常に強く保育所や幼稚園などで集団感染するケースが多くみられます。

B型肝炎ワクチン

B型肝炎を予防するワクチンです。B型肝炎は主に血液を介して感染します。母子感染(産道感染)で新生児期に感染すると、ウイルスは長期にわたって肝細胞内に存在する持続感染となり、肝硬変から肝がんに進展する恐れがあります。

B型肝炎の症状は、ウイルスに感染して約1~3カ月の潜伏期間をおいて現われます。初期は倦怠感、食欲不振、発熱、嘔気・嘔吐といった風邪に似た症状です。その後に黄疸、茶褐色の尿や白っぽい便が出ることもあります。

このページに関する情報のお問い合わせ先

本別町健康管理センター

電話:0156-22-2219