- ホーム
- 福祉・介護
- 福祉行政の情報から探す
- 取り組み
- 農福商連携
農福商連携
障がいのある人の新たな就労の場創出に向けて
本別町では、障がいのある人が本別で働き、本別で安心して暮らしていくことができるよう、農業、福祉、商業分野が一体となった農福商連携事業を平成28年度から行っています。地域の農業者の協力のもと、農作物を栽培し、収穫・加工したものを販売する流れを確立するため農福商連携推進会議も設置し、障がいのある人の新たな就労の場確保に向けて、さまざまな取り組みを展開しています。
平成28年度は「農作物栽培実証」を展開
平成28年度は、農作物栽培実証として、ミニトマト・加工用トマトの栽培に挑戦し、収穫から商品化に向けた加工作業にも取り組みました。これらの一連の作業を終え、農福商連携推進会議において、適切な支援を行うことで、障がいのある人も、農業分野で「働くことができる」を実証しました。
この実証実験には、町内2件の農業者に協力をいただいており、町内NPO法人福祉施設の利用者13人でトマトの定植から脇芽かき、収穫作業などに汗を流しました。収穫したトマトは洗浄して加熱、裏ごしなどの処理をへて、長期保存可能なトマトピューレ・トマトジュースに加工。平成28年12月3日に本別町中央公民館で開催された障がい者週間記念事業・ほんべつ学びの日フェスティバルにおいて、トマトカレーとして提供されました。
ジョブコーチの養成にも力を入れています
障がいのある人それぞれの特性を理解し、誰もが働きやすい環境を作るためには、人材育成も重要です。本別町では、障がいのある人を雇用する事業主や、働く環境を支援するアドバイザー「ジョブコーチ」の養成にも力を入れています。
平成28年度トマト収穫量
- 加工用トマト:606kg
- カラートマト3種:94kg
5月定植 |
8月草取り |
8月収穫 |
加工のために運ばれたトマト |
トマトをカット |
煮込み |
平成29年度は、「農家との連携による作業」を展開
平成29年度は昨年度得られた実証をもとに、農作物栽培と加工を継続。商品化に向けた作業精度の向上と、加工製品の品質向上を目標にしています。また農業分野で「働くことができる」を、さらに実際のフィールドで活かすため、農業現場に出向いて働く「出面作業」を展開しています。
農業現場での人手不足と、福祉側の就労機会の不足、この課題をお互い補完し双方にとってプラスとなる事業になれるよう、取り組んでいきます。
地域おこし協力隊の導入
平成29年7月から農福商連携事業支援員として地域おこし協力隊が着任しました。農業者と福祉施設の中間コーディネート役を担い、農業分野での障がい者の新たな雇用創出をテーマに活動しています。
総合ケアセンター
障がい者福祉担当
電話:0156-22-8520